果実感のあるダークチョコレートにオレンジとペッパーをのせて仕上げました。
International Chocolate Awards 2023 世界大会 銀賞受賞
Academy of Chocolate 2023 銀賞受賞
ベリーズ・トレド産、固有品種のカカオ豆を使用したダークチョコレートに、さわやかな香りを持つネパール産のティムットペッパーを乳鉢でひき、イタリアで収穫されたオレンジの砂糖漬けと合わせました。
ティムットペッパーの主な生産地はネパール。
グレープフルーツやパッションフルーツなど柑橘系に例えられることが多く、とてもフルーティでフレッシュな香りを持ち合わせています。
またウッディで深みのあるアロマと山椒に似た刺激的な辛味も特徴的で、チョコレートや柑橘系との相性は抜群です。
カカオ豆はトレド産、固有種のものを使用。
最大の特徴は、通常の天日干しとは異なり、陰干しで12〜13日間ゆっくりと乾燥させていること。
ドライフルーツや熟した果実の甘い香りを基調として、キャラメルのようなまろやかさ、さらにはコーヒーのような苦味や酸味といった深い味わいも持ち合わせています。
大変魅力的な味ですが、乾燥工程でカビが生えるリスクがあり、陰干し乾燥を行う生産者は多くないと言われています。
ドライフルーツや熟した果実の香りを基調とした味わいにオレンジのフルーティな甘さ、爽やかな風味が広がります。
それを追いかけるように、ティムットペッパーの程よくスパイシーな刺激が折り重なり、軽やかな味わいが長く余韻として続いていきます。
【カルーナ チョコレートについて】
イタリア・南チロル地方の山間で家族で営むクラフトチョコレートメーカーです。
2014年に大学で専攻していた「平和と争い」という研究のため南インドを訪れていたアルミンとカティア。
滞在中にカカオ農家の地元住民と出会い、カカオに魅了されたことがきっかけで独学でチョコレート作りを始めました。
当時イタリアではカカオ豆からチョコレート製造を行っているメーカーはごくわずかしかなく、家族総出でチョコレートの研究に取り組みました。
その後、2018年に本格的にチョコレートの販売を開始しました。
その評判は瞬く間に口コミで広がり、翌年の2019年にはインターナショナル チョコレート アワード、アカデミー オブ チョコレートのそれぞれの部門で賞を受賞しました。
ブランド全ての商品が動物由来の素材不使用という体にも地球にも優しいチョコレート。
カカオとの出会いの場所であるインドの地域に支援活動を行うなど、生産農家の生活水準の向上にも貢献しながら、2020年からは使用するパッケージを地球環境に優しい素材に切り替え、人と自然の共生をテーマにチョコレートづくりを行っています。
カカオの選別に強いこだわりを持つアルミン氏が使用するカカオ豆は、厳選した小規模な地域の有機認証農家とのフェアトレード貿易を行ったものです。
それぞれの産地のカカオ豆が持つ、特別な香りや味わいを引き出すため、タブレットは全てシングルオリジンにこだわり、アルミン氏自身が好きだというフルーティーな果実感を重視しています。